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結氷河川における研究成果

■河川結氷時の流量推定手法マニュアル(案)
・河川結氷時の流量を連続的に推定する手法を示したものです。
・流量推定式は以下の式となっています。
 
Qは流量、Cは河氷底面粗度を表す値、Bwは川幅、Aoは流積(水が流れる面積)です。
【概要とマニュアルは以下をクリックしてお受け取り下さい】
 ▶概要
 ▶マニュアル(2012年3月)
※ 今後、試行調査を踏まえ、本格運用をむけて、適時、改訂していく予定です。

■結氷河川における流量観測時の留意事項(河川砂防技術基準調査編)
河川砂防技術基準 調査編 平成24年6月版 第2章 水文・水理観測 第4節 流量観測の一部執筆を、寒地河川チームが担当しました。
(第2章 第4節 31~32ページ)
技術基準は以下のサイトよりダウンロードして頂くことができます。
 ▶河川砂防技術基準調査編
(水管理・国土保全局のサイトへのリンク)

■結氷河川解析マニュアル(案)
北海道の河川は年間の約3割に相当する100日程度結氷し、これに伴う様々な社会的な問題が発生しています。 例えば河川内の氷や雪が狭窄部や蛇行部で詰まるアイスジャムによる急激な水位上昇、河川結氷時に発生する津波の災害ポテンシャルの増大、樋管部が結氷することによる融雪水の排水障害などがあります。
こうした結氷河川における災害対策技術の開発が社会的に求められています。
本マニュアルは、(独)土木研究所寒地土木研究所の研究成果により開発した結氷河川の1次元解析モデル「CERI1D」を活用した解析手順を詳細に述べています。
本マニュアルにより、河川上流域におけるアイスジャムの解析、及び河口域の結氷河川への津波遡上解析が可能となります。

【マニュアルは以下のリンクよりダウンロードをお願い致します】
 ▶結氷河川解析マニュアル(案)(PDFファイル4.1MB)

■寒冷地河川域の津波痕跡調査マニュアル(案)
2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震津波は北海道にも到達し、特に北海道太平洋岸において様々な現象を引き起こしました。
例えば河道内における氷板の散乱、樋門吐口における氷板の集積、樋門ゲートの氷による閉塞、低水路におけるアイスジャムの発生などです。
このような積雪寒冷地の河川域における津波遡上の痕跡調査事例は非常に少なく、報告された例もこれまでほとんど見られませんでした。
しかし、東北地方太平洋沖地震津波で顕在化した様々な結氷時の河川津波遡上の現象は河川管理上重要なものが多く、今後の地震津波発生時も同様の現象が発生する可能性があります。
本マニュアルは、現在までに得られている結氷時の河川津波遡上の知見・データを元にして、その調査を実施するにあたっての留意点を詳細に述べています。
 ▶寒冷地河川域の津波痕跡調査マニュアル(案)(PDFファイル: 4.4MB)
 

■アイスジャムに関するパンフレット
北海道のような積雪寒冷地の河川で発生するアイスジャムについて、わかりやすく解説したパンフレットを掲載しました。
下記のリンクからダウンロードして頂けます。
 ▶アイスジャムによる脅威(VOL.1) (PDF2.64MB)
 ▶アイスジャムが及ぼしている危機VOL.2 (PDF3.80MB)
 ▶アイスジャムが及ぼしている危機VOL.2 現地観測について (PDF2.59MB)