■十勝川千代田実験水路の概要
十勝川千代田実験水路は新水路を一部を利用し、その水路に疑似洪水を発生させて、実河川スケールでの様々な実験・研究を行う施設です。
延長1300m、幅30m、水路勾配1/500で世界最大級の実験水路施設です。精度の高いデータは、今後の河川管理に関する行政課題の解消に役立てます。
 ▶帯広開発建設部 千代田実験水路

■堤防決壊時に行う緊急対策工事の効率化に向けた検討資料(案) (平成30年3月)
河川整備が進んでいる現在においても、全国で堤防決壊による浸水被害が発生しています。
このような中、堤防決壊時の迅速な対策技術の向上を進めることが被害軽減につながると考えられます。
本検討資料は、十勝川千代田実験水路も活用しながら、対策技術の検討を行った成果を、国土交通省北海道開発局と国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所が共同で取りまとめたものです。
 ▶堤防決壊時に伴う緊急対策工事の効率化に向けた検討資料(案)
 ▶重点普及技術の紹介
 ▶平成30年度全建賞を受賞

■破堤計算ソフト(Nays2D Breach)(平成27年6月)
破堤計算ソフトNays2DBreachは、北海学園大学の清水康行特任教授らが開発した2次元河床変動計算ソフトウェアNays2Dに破堤モデルを組み込み、寒地土木研究所寒地河川チームと北海学園大学清水特任教授とが共同開発したソフトです。
平面2次元での洪水流れ、破堤拡幅現象、氾濫流量算出などの計算が可能となっています。
 ▶破堤計算ソフト(Nays2DBreach)
 ▶破堤計算ソフトの概要

■河川堤防の越水破堤現象のうち破堤拡幅機構に関する実験報告書 (平成24年10月)
本報告書は、平成20年から平成23年にかけて千代田実験水路で破堤実験を行い、河川堤防の越水破堤現象のうち、特に破堤拡幅機構に関する検討の成果を、国土交通省北海道開発局と寒地土木研究所が共同で取りまとめたものです。
 ▶河川堤防の越水破堤現象のうち破堤拡幅機構に関する実験報告書
 ▶河川堤防の越水破堤実験の概要
 ▶越水破堤実験の動画(本実験case1)

■堤防決壊時における氾濫流がある中での緊急締切工事等の事例紹介
寒地土木研究所が毎月発行している「寒地土木研究所月報」において、以下の技術資料を連載しましたが、これらの技術資料を一つにまとめて寒地河川チームのホームページに掲載しました。
(1)2018年4月号(No.779) 「堤防決壊時における氾濫流がある中での緊急締切工事等の事例紹介(その1)」
(2)2018年5月号(No.780) 「堤防決壊時における氾濫流がある中での緊急締切工事等の事例紹介(その2)」
(3)2018年6月号(No.781) 「堤防決壊時における氾濫流がある中での緊急締切工事等の事例紹介(その3)」
これらの技術資料では、氾濫流がある中での堤防決壊時の緊急締切工事の4事例及び低水路内の主流路切替に伴う締切工事の3事例の合計7事例を紹介するとともに、各事例に関する考察及び全7事例を俯瞰した上での氾濫流がある中での緊急締切工事の留意事項等を記載しています。
関係の方々の参考になれば幸いです。
【以下よりダウンロードして頂くことができます。】
 ▶堤防決壊時における氾濫流がある中での緊急締切工事等の事例紹介.pdf


※所属は2023年6月時点