寒冷地河川域の津波痕跡調査マニュアル(案)

2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震津波は北海道にも到達し、特に北海道太平洋岸において様々な現象を引き起こしました。
例えば河道内における氷板の散乱、樋門吐口における氷板の集積、樋門ゲートの氷による閉塞、低水路におけるアイスジャムの発生などです。
このような積雪寒冷地の河川域における津波遡上の痕跡調査事例は非常に少なく、報告された例もこれまでほとんど見られませんでした。
しかし、東北地方太平洋沖地震津波で顕在化した様々な結氷時の河川津波遡上の現象は河川管理上重要なものが多く、今後の地震津波発生時も同様の現象が発生する可能性があります。
本マニュアルは、現在までに得られている結氷時の河川津波遡上の知見・データを元にして、その調査を実施するにあたっての留意点を詳細に述べています。

【マニュアルは以下のリンクよりダウンロードをお願い致します】
寒冷地河川域の津波痕跡調査マニュアル(案)(PDFファイル: 4.4MB)